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再利用できる増毛法
日本国内での推定薄毛人口は1293万人との
調査レポートがあります。
今から15年前の1999年に発売された大正製薬の
「リアップ」が空前の大ヒット。男性用のみならず
女性用も発売され、万有製薬から発売された飲む育毛剤
「プロペシア」も爆発的に売れています。
育毛・発毛市場も2,000億円以上の規模です。
僕は30年以上前からあらゆる育毛剤を試し、
毛髪に良い影響があると聞けばあらゆる育毛法を試して
きました。血行がよくなる特殊なマッサージを受けたこと
もあります。
しかし、僕の場合、残念ながらどれだけ時間とお金を費や
しても自毛が増えたり、太くなることはありませんでした。
育毛剤、発毛剤は、個人差があります。
多くの人に効果が実証されているAGA治療薬も全ての薄毛
に悩む男性に効果があるわけではありません。
だからこそ、弊社の増毛定義は、
1.快適
2.安全
3.確実
4.適正価格
でなければならないと考えています。
そこで再利用できる増毛法です。
これは、健康な自毛に増毛用の毛を結着して物理的に毛を
増やす方法です。増毛用の毛は、2本、4本、6本各タイプが
あるので物理的に自毛が3倍~7倍になります。
再利用できる増毛法は、自毛根元に増毛箇所を維持することで
ボリュームアップをキープして理想のヘアスタイルを作ること
ができます。自毛根元に増毛箇所があるので引っかかることも
なく自毛や地肌に優しい増毛法です。
詳しくは下記ページを御覧ください。
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かつらの装着方法
かつらの装着方法は何が良いですか?
との質問を受けることがあります。
弊社からは、
「お客さまの生活習慣にもっとも適した装着方法を選んでください」
と回答しています。
僕自身は、多くの装着方法を体験してきました。
1.金具(プラスティック樹脂)
2.編み込み
3.接着剤
4.接着テープ
5.シリコン 等々
どれも一長一短です。
すべてのお客さまを満足させられる装着方法はありません。
例えば、編みこみ方法だけでもバリエーションは多くて、
接着剤を使う方法、自毛とかつらを糸で編みこむ方法も
数種類のやり方があります。編みこみ方法だけでもお客さま
の生活環境によって提供できる方法を変える必要があります。
金具やプラスティックを使って留めるやり方も
素材自体も豊富で数多くの選択肢があります。
接着剤、接着テープも毎日交換タイプから連続使用できるタイプ
まで豊富です。選択肢が多々ありますので実際に使用される方は、
ご自身の生活習慣にもっともマッチする方法を選ぶことが大切です。
例えば、帽子感覚で使用したい人に、連続装着タイプは不向きです。
反対にかつらの脱着をしないで自髪感覚で過ごしたい人には連続装着
タイプが向いています。
ちなみに、僕はベース部分には接着テープをフロント部分には接着剤
を付けて使用います。洗髪時には外せるので自分で地肌を思う存分洗う
こともできます。
テープはとても薄いのでかつらを装着した部分を触っても違和感が
ありません。時間が経過しても浮いたりしないでガッチリと装着されて
います。
2~3cmの短髪スタイルにも対応できます。
洗髪時以外での連続装着を希望されて自毛地肌を思い切り洗いたい方
にはお勧めしている方法です。
よってかつらの装着方法は、
「使用される方の生活習慣に合うことがベター」です。
そして、弊社では
数多い装着経験を基にしてお客さまの生活習慣にマッチした
装着方法を提供することを心得ています。
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深すぎる悩み
僕は、小さい頃から毛髪に悩んでいました。
ルックスコンプレックスにも悩んできました。
そして、顔の作りは変えようがないけど毛髪の悩みは解消しなければ
ならないと考えてかつらメーカーでかつらを購入することを選択します。
結果、高い代償(数百万のローン)と引き換えに
かつらを使うことで一瞬(一時的)には毛髪の悩みから解消されます。
しかし、別の悩みが僕を苦しめることになるのです。
それは、かつらを付けているという悩みです。
他人からバレていないか?
人前で外れないか?
かつらを付けたら毛髪の悩みから解消されてアクティブな生活を送れる
と考えていましたが、現実は真逆です。
かつらを付けて人前に出るのが怖くてしかたないのです。
頭部を見られただけでバレた!と思ってしまうのです。
元々、ルックスに自信がないので鏡を見ることはあまりなかったのですが
かつらを付けてからはコンパクトミラーが必需品になりました。
また、外れるのが怖くて金具だけの装着が不安になり、強力な接着剤で
かつらと自毛をガッチリと接着していました。リムーバーで接着剤を落とす
ときに自毛が抜けることが辛い毎日です。
結局は、かつらを付ける前よりも性格も内向的になり、人と会うことが
苦痛になりました。仕事以外では人と接することを避けるようになって
いました。
当時は、バブル期で僕と同世代の若者は浮かれていましたが、僕の心は
沈んでいました。
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あなたは8枚のかつらが必要です。
3枚目、4枚目のかつらが出来上がり、装着。
それからは、4枚のかつらを専用の収納箱に入れて紙袋で覆って理容店舗へ
通うことが月1回の行事になっていました。
初回契約から数えて6ヶ月ほど経過した頃、担当理容師から突然の転勤で、
担当できなくなったことを伝えられて、後任の理容師を紹介されました。
最初の担当理容師から4枚のかつらを購入しましたが(させられた?)、
とても丁寧で物腰が柔らかく、理容技術力も高かったので担当が変わる
ことは、当時、残念な気持ちになりました。
そして担当理容師が変わって2ヶ月後のことです。
「遠藤さん、最近新製品を発表したので一寸見てもらえますか?」
「今お使いいただいている4枚のかつらも勿論よいのですが、追加で考えてください」
「前任担当者からも聞いているかと思いますが、4枚のかつらは少なすぎます」
「追加で4枚作りましょう。8枚あれば、将来に渡って安心です」
「今日、契約してもらってかまいませんか?」
「すぐに契約しましょう」
しかし、
8枚のかつらを購入=400万円以上のクレジットローン
そもそも8枚のかつらが必要と本気で思っているのか?
追加購入するつもりは一切ないことを伝えても、
通うたびに、8枚のかつらの有効性や新製品がどれだけ素晴らしいかの説明を受け続け、
毎回、毎回、毎回
「今日こそ、契約してもらいますよ」
「いい加減に契約してくれませんかねえ」
「いつまで悩んでいるのですか」
極めつけは、
「今日は、契約してくれるまで帰さないですよ(笑)」
と言われ続けました。
当時は、
この大手メーカーの支店へ通うことすら、本当に苦痛でした。
この人達は、人の悩みにつけこんだ商売をしている。
どのように思考したら20代の若者へ400万円近いローンを組むことを
躊躇なく勧められるのか?
限界でした。
結局、この大手メーカーには、わずか1年一寸で通うことを止めました。
また、4枚作成しましたが、内2枚は、出来が悪かったので日常生活で、
ほとんど使うことはありませんでした(使えませんでした)。
多額のクレジットローン(200万円)だけは残りましたが・・・。
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あなたは4枚のかつらが必要です。
初回の自毛カット時に2枚目のかつらを契約して、
その2ヶ月後の自毛カットとかつらの調整、脂抜きで
理容店舗へ行ったときのことです。
1枚目のかつらを預けて、出来上がったばかりのかつら
の2枚目のセットしていると、担当者から
「遠藤さん、誠に言いにくいのですが・・・」
「頭皮の脂量が多くて脂抜きをしてもかつらの毛の脱毛が進んでいます」
「2枚あれば当面は十分と考えていましたが、遠藤さんの場合は、2年も持ちません」
「弊社も(価格面、サービス麺)で協力しますので追加で2枚作成しませんか?
「合計4枚あれば、最低5年以上は持つと思います。」
流石に、既に100万円以上のローンを組んでいたので
断ったのですが、4枚のかつらを持つメリット、
特別価格(2枚で80万円)、特別サービス(脂抜きを無料
にする(本当は元々無料))を延々と説明されて結局契約
してしまいました。
最初のかつらを購入してから数ヶ月の間に
かつら4枚で200万円近いローンを抱えることになるのです。
でも、これで終わりではなかったのです。
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あなたは2枚のかつらが必要です。
かつらを付けても自毛は伸びます。
よって定期的に大手メーカーの運営する理容店へ
通うことになります。
僕は、1ヶ月毎に通っていました。
今日は、初めてかつらを取り付けてから1ヶ月後に
自毛カットで理容店舗へ行ったときのことを記します。
個室ブースに案内されて、専任担当の理容師から、
かつらを外した瞬間、大げさに、
「アッ」、「こここれは・・・」
と言いながらいきなり指摘されました。
「遠藤さんは、かなりの脂性ですね。」
「かつらのベースに脂がこびりついています」
「しっかりと脂抜きをすることが必要です」
脂抜き?
あぶらぬき?
あ・ぶ・ら・ぬ・き?
聞きなれない言葉に意味を聞きました?
担当者からは、
「頭皮から分泌される脂がカツラのベースに入り込んで植え込んでいる
かつらの毛が抜けやすくなるのです。」
「脂抜きをすることによってかつらのベース毛が抜けることを軽減できます。」
「それによってかつらが長持ちするのですよ」
「でも遠藤さんの場合、脂抜きをしても1枚のかつらでは長く使うことは
できません。2枚目のかつらを直ぐに購入することをお勧めします。」
「直ぐに購入したほうがいいですよ」
それから自毛カット中ずっと複数枚のかつらの必要性を
アピールされました。
1枚目よりも安くすること、脂抜きは通常有料
(後々知ることになるのですが通常から無料)だが、
特別に無料で対応すること等々の説明を受けて約2時間。
結局、1枚だけなら破損したら困るし、2枚は必要とも考えて2枚目の契約をしました。金額は、45万円。
1枚目と同じく長期ローンを組むことになりました。
そしてて日頃のメンテナンスの為にとかつらのクリーナー、
専用シャンプー、リンス、コンディショナー等々を数カ月分
をどっさりとまとめて購入して店舗を後にしました。
担当者から
「今日は、良い決断をされましたよ」
「2枚あれば、1枚が壊れても大丈夫、交互に使えば、数年間は利用できるので
安心ですよ♪、これで5年間は安心してください。」
との説明でなんだかホッとしたことを覚えています。
しかし、これははじまりにすぎなかったのです。
その後のかつらローン地獄の第一歩に過ぎなかったのです。
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大手かつらメーカーへ
大手かつらメーカーへはじめて相談した日のことは、
今でもはっきりと覚えています。
日曜日、空は曇り気味の天気で肌寒い日でした。
電話で相談したところ、
「無料で診断しますのでお気軽に一度来店してください♪」
と言われ、当時、渋谷駅から徒歩5分ほどの雑居ビル内の
支店を訪ねました。
応対した支店長は、私の頭髪を見るなり、
「30代になったら、”間違いなく”、薄毛が目立つようになるタイプです!」
と断言されて、
かつら用の金具をパチパチと音を立てながら。
「今日、今、かつらを使用することを決めるべき!」
「今日、迷ったら貴方は一生後悔することになる!」
かつらを使えば、髪の毛で悩むこともなく、前向きになれることを
熱く(しつこく)言われ続けました。
それでも躊躇する私に、
「今日、何しに来たの?人生を明るくするために来たのでしょ?」
「人生を変えたいないの?」
と叩きこまれ、
特別価格と前置きされたかつらの値段も高価で
(20年前で1枚48万円)、
かなり迷いましたが、髪の毛の悩みから開放されて
アクティブになれるならそれに支店長の言う通りに、
今決めなければ、一生後悔しそうに思えたので
契約(複数年払いのクレジットローンを組みました)。
下記写真のかつらが、私が初めて購入した大手メーカーの1枚目の製品です。
20年以上前、48万円を投じて、僅か1年ほどしか使わなかったかつらです。
何ひとつ良い思い出がなく、20年以上経過してネットもベースもボロボロですが、
どうしてもこのかつらだけは捨てることができずに残していました。
約1ヶ月後に、かつらが完成し、再度来店。
完成したかつらを見てちょっと毛量が多いかなと思いましたが、
金具ストッパーで固定してセットしてもらうと思いの外、満足
したことをよく覚えています。
そして意気揚々と店を出たのですが、
行き交う人々の視線が気になって仕方ない。
大急ぎで自宅に戻り、合わせ鏡でかつらをチェック。
ルックスに自信がない僕は普段、鏡を見ることはあまりないの
ですが、かつらを外して、再度付け直して、また、かつらを外して、
再度付け直しての作業を鏡の前で延々と繰り返し。
その夜は、食事をすることを忘れていました。
今までの人生においても、この日ほど鏡を見たことはありません。
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青春時代 〜毛髪の悩み〜
僕は、生まれつき髪質が細く、毛量も少なく、おまけに
オデコが広く、小さい頃から人知れず毛髪で悩んできました。
また、物心のついた頃から、周りの大人たちから
僕が何も言わないのに、
「隆之くん、男は顔とちゃうからな」
「見てくれが悪くても出世した男は一杯おる」
「ブサイクな男のほうが偉くなるんや」
「大きくなったら仕事で見返したれ」
「顔は良くでけへんから、心を鍛えなアカン」
ルックスにも全く自信がありませんでした。
学校に通いだしてからも、
お世辞でもルックス面で褒められたことも、
ルックス面で異性から注目されたことも一度もありません。
誰にでも3度は訪れると言われている「モテ期」も一度も
体現していません。元々ルックスが悪い上に毛髪の悩み・・・。
そこで、
顔の作りは、変えようがないけど、薄毛だけは、なんとか
克服しなければと思うようになったのです。
でも頭髪の悩みは、他人に相談することは抵抗があり、親にも
相談できず、十代後半頃には、アルバイトで貯めたお金で薬局で
高価な育毛剤(30年以上前で1万円以上)を購入し、家族に隠れて、
マッサージを毎日行っていました。
しかし、どれだけ育毛剤を使っても髪の毛が太くなることも
増えることもありませんでした。
毛髪が少ないことを隠すためにパーマをかけてボリュームを
出して毎朝、毛量を多く見せる為だけに鏡の前で30分以上格闘
していました。
それでも、時間をかけて毛髪ボリュームを出しても外出して
強風に煽られるとすぐに元通り。当時は、風の強い日の外出
は苦痛でした。
髪の毛を多く見せる工夫をすることと並行して多種多様な育毛剤
を購入、育毛に効果があると聞くとなんでも試してきました。
また、育毛と名が付く書籍(専門書も)を買い漁り、読み漁り。
多様な育毛剤、専用シャンプー、専用リンス、専用トリートメント、
専用コーム、毛髪に効くマッサージ・・・、
毎月の出費は、1980年当時で3万円を超えていたと思います。
パーマをかけたり、短髪にしたり、髪型も頻繁に変えながら、
育毛に励んできましたが、相変わらず、毛が太くなることも、
増えることもなく、髪の毛の悩みは常に私の頭を支配していま
した。
20代後半になって、かつらを使えば、毛が少ないことの悩みから
開放されるのではないかとふと、考え始めました。
今(2014年)から20年以上も前のことです。
そして、ついに、生まれてはじめて、勇気を出してCMでも有名な大手
かつらメーカーへ相談に行くことになるのです。